昨日購入した100-400mmを早速試験。
使用カメラは100-400mm試験がEOS 80D、テレプラス試験がEOS Kiss X7iとなります。
100mm(35mm換算:160mm相当)。Lレンズなので解像度バッチリ。
広角側の開放F値が4.5なので、70-300mmの広角端よりかは若干暗めになります。
135mm(35mm換算:216mm相当)。
ピントの合っている場所以外は若干ボケ始めるので、望遠レンズらしさが出てきます。
200mm(35mm換算:320mm相当)。
300mm(35mm換算:480mm相当)。70-300mmの場合はここまで。
400mm(35mm換算:640mm相当)。
超望遠域の400mmでも解像度はバッチリ。電柱の碍子や金具がカリッとした描写に。
今回のレンズでプラスになる点は以下の通り。
・解像度が高い
Lレンズ共通であるが、絞り開放でもピントの合っている箇所はシャープ。コントラストもバッチリ。
・ヘビー級ではあるものの、重さを感じない
レンズ自体は1.6kgとヘビー級ではあるが、カメラに取り付けて持ってみるとそこまで重さは無かった
・AFが高速
インナーフォーカスの為、ピントの合焦は速い。EF-S 18-135mmに利用されているナノUSMとほぼ同等。
フルタイムマニュアルフォーカスも可能
・強力な手ブレ補正
ビタッと止める感じではないが、手ブレ補正は強い
・三脚座分離可
手持ちの時は三脚座を外すことで軽量化・機動性の向上にもつながる(ただしリングは外せないので注意)
マイナス点としては、
・値段が非常に高い
当たり前であるが初心者には手の出せないレベル。カメラ本体よりも高いLレンズだから仕方ない。
特にこのレンズは安くても20万円台。高いと30万円を超えてくるので、購入する場合は使わないレンズや不要物を売る等の対策を。
学生の場合はアルバイトでコツコツ、社会人の場合はボーナスを待ってから購入するなどの手も考えよう。日々の努力も不可欠。
・本体が大きく重い
重さは約1.6kgとヘビー級。
男性の手だったらOKかも知れないが、女性の手だとフルサイズを持ったことのある方以外はかなり厳しい。
フルサイズ機やAPS-Cの中級機のボディであれば特に何ら支障は無いが、小柄なEOS Kiss X7やEOS Mシリーズにこれを付けるとボディが負けてしまう。
70-300mmのLレンズ同様、EOS Kissシリーズにこれを付けるのであればX8iの様な大柄のボディをおススメする。
1.6kgレンズ+フルサイズまたは中級機で片手持ちの場合、手がプルプルしてくるので要注意。
最後にテレプラスを取り付けて試験。
テレプラスHD 2Xを取り付け望遠端(800mm{35mm換算:1290mm相当})で満月を撮影。
解像度は若干下がりますが、RAW撮影だと画像加工でほぼ問題ないレベルにまで抑えることが出来ます。
ケンコーのテレプラスでも、ファームウェアのアップデートが成されたもののみ100-400mmにて使用できますが、成されていない商品はレンズエラーとなりますので、中古品を購入する方は要注意。
レンズが暗くなる為全域マニュアルフォーカス必須。こちらの写真もマニュアルフォーカスで撮影しました。
重さを克服すれば非常に使える望遠レンズなので、くれぐれも「宝の持ち腐れ」にならないように。
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