現ダイヤでの平日京急車北総線乗り入れ運用は、11H・27H・33H・63H・75H・77H・83Hの7本だが、
この中で最も珍しい部類に入るのが、今回取り上げる11Hと81H。
何故珍しいのかをここでご紹介。
●11H
まず取り上げるのは午前のみ乗り入れの11H。
北総線からの「品川行き」を担い、品川に到着するとソソクサと神奈川新町に帰ってしまう運用。
久里浜発羽田空港行きの3C(1)から繋がる611Hにて、そのまま北総線へ一直線する。
折り返し810Hにて品川へ向かう。到着後は神奈川新町へ回送。
この運用は2010年7月から設定され、2012年5月までは川崎まで回送しエアポート急行指定の11D運用になるものでしたが、2012年10月改正で消滅しました。
同時に久里浜~羽田空港の運用が11Hから3Cに変更されています。
写真で見ての通り、基本的に新1000形のアルミ車(主にGTO-VVVF車かIGBT-VVVFの1041編成)での充当が多く、稀に1500形や新1000形ステンレス車での運用があるかな・・・といったところ。
こちらはステンレス車が入った時のもの。ステンレス車の場合、1073編成が多いようです。
●81H
続いて取り上げるのは印旛車両基地入庫運用のある81H。
北総線に午前中にやって来て、そのまま印旛車両基地へ入庫し夕方に再出庫するもの。
京急線朝ラッシュの終了ぐらいに781Hとして、神奈川県の三崎口からはるばるやって来る。
到着後は印旛車両基地へ回送・入庫され、再出庫に向けてお昼寝。
再出庫は夕方4時台の1680Hから。ここから再び三崎口へ向けてロングラン。
この運用は2010年7月の改正時に設定され、2012年10月の改正後もまだ残っています。
11Hとは異なり、充当する列車は限定されていません。・・・このため、黄色(1057編成)や青(606編成)も入ることがあります。
とりあえず珍運用となる2つを紹介しました。
なお、京急では11月にダイヤ改正するとの旨が公式発表されており、今後この運用が無くなることもあり得るかと思います・・・。
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